はまぷろのメイキングを大公開!

はまぷろのオペラはどのように作られているのか……また、どのような苦労や失敗談があったのか。
内部資料を大公開、制作の軌跡がここにある!

第二回本公演 歌劇《リゴレット》

悲劇の上演の意義と目的

ドラマツルグを務めた伊藤薫です。 さて、ドラマツルグとは作品の解釈をおこなう役職で、「この公演を通じて何を伝えたいのか?」を決定します。このプランを元に演出が各 ...

背景

オペラを上演する時、皆が見る唯一の情報源は楽譜です。そこには音楽があり、歌詞がありますが、状況を説明するト書きはほとんどありません。登場人物がどんな世界にいるの ...

主要な登場人物

前回の「背景」では世界観作りをしました。今回の「主要な登場人物」は、極端に言えば舞台上にドン・キホーテを登場させないために行う仕事です。背景があって、そこで育っ ...

シーンとアイデア

ここまで長々と書き続けてきましたが、結局問題なのはこの内容をどう伝えるかです。舞台上には役者を筆頭に、セット、小道具、照明と、伝えるための手段がたくさん転がって ...

美術との関連、まとめ

前回の「シーンとアイデア」では、いくつかト書きには存在しない場面の構成を試みました。台本に存在しない演技をわざわざ作るのですから、斬新だと評価されるか、余計だと ...

制作とドラマツルグの関係性の整理、人物と台詞

《リゴレット》ドラマツルグの伊藤薫です。 「ドラマツルグ2」は最初に配布した資料の一つで、構造がメインだった「ドラマツルグ」と比較してより具体的なトピックを取り ...

世界観

各キャラクターと廷臣について、そもそも彼らの舞台上における存在意義を、問いかけと答えの形で設定しました。全てを読んだ時に、今回公演における物語全体の構造が完成す ...

美術の方向性

美術の方向性について書くのはそれをチーム内で共有して欲しいからではありますが、そもそも文字で長々と伝えるより、シーンを一枚の絵で表してしまった方が効果的な場合が ...

演出案 〜第一幕〜

実際に舞台で何を起こせるか、というのは解釈の仕事から見れば終着点ですが、かえって出発点となることもあります。この解釈を見せるためにこの絵を作ろう、というのが自然 ...

演出案 〜第二幕〜

第二幕 第8曲 ○公爵の変化 いずれの歌も本気なのだが、ジルダの境遇を考えれば、廷臣たちの行動への咎めがないのはおかしい。それこそが公爵の本質ではないか。廷臣の ...

演出案 〜第三幕〜

第三幕 第11曲 ・リゴレットとジルダ 本当にジルダを思っていれば、公爵の乱行を見せつけたりはしない。リゴレットは娘に冷たい言葉を投げつける。 ○女は気まぐれ ...